日本で事故にあったときの救急車の要請方法
自転車旅の途中で事故にあったり、転倒して骨折等のケガをした場合、救急車の要請が必要となります。そんなときのために、消防や救急車を要請するための日本の緊急通報用電話番号「119番」では、外国人観光客に対応できるよう、多言語通訳サービスを導入している地域がほとんどです。万が一に備えて、通報できる条件や通報の仕方を知っておきましょう。

対応可能な言語:
- 英語 (English): ほぼ全国的に対応可能です。
- 中国語 (Chinese): 英語と同様に、主要な観光地や都市部を中心に広く対応しています。
- その他、韓国語、ポルトガル語、スペイン語など、複数の言語に対応している自治体も増えています。
通報できる条件
携帯電話回線に接続されていること:
最も重要なのは、スマートフォンが日本の携帯電話ネットワーク(NTTドコモ、KDDI (au)、ソフトバンク、楽天モバイルなど)の電波を受信していることです。
- 日本のSIMカード(物理SIM、eSIM)を使用している場合:通報可能です。
- 国際ローミング中の自分の国のSIMカードを使用している場合:日本のネットワークに接続されているため、通報可能です。
- データ通信専用SIM/eSIMを使用している場合:音声通話契約がなくても、緊急電話(110番、118番、119番)は通常、発信できるようになっています。ただし、ごく稀に端末や契約状況によっては発信できないケースもゼロではありません。
- SIMカードが入っていない、またはネットワーク圏外の場合: Wi-Fi接続のみでは119番通報はできません。緊急電話は携帯電話の基地局を経由して発信されるため、ネットワークに接続されている必要があります。
通訳サービスへの接続:
119番に電話をかけると、まずは日本語を話すオペレーターにつながります。その際、「English please」や「Chinese please」と(または必要であれば「通訳をお願いします」と日本語で)伝えることで、オペレーターが多言語通訳サービスを介して、三者通話の形にしてくれます。
通訳サービスが接続されるまで、少し時間がかかる場合がありますが、そのままお待ちください。


