緊急時に役立つ!訪日サイクリストのための日本語フレーズ集

2025.09.21
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This is the editorial team of Japan Cycling Infomation.

旅先でのライド中には、思わぬトラブルが起こることもあります。例えばパンク、チェーントラブル、道に迷った、体調不良…そんな時に役立つのが「緊急時の日本語フレーズ」です。

サイクリング中にトラブルにあった際、日本語でも助けを求められるようにしましょう

ここでは、日本語を母国語としないサイクリストが、いざという時に安全・安心を確保するための必須フレーズと、その使い方をご紹介します。

1. 自転車トラブル編

パンクした時

パンクしました。

Panku shimashita.(I have a flat tire.)
→ シンプルで分かりやすい表現。まず状況を伝えることが大切です。

空気入れを貸してください。

Kūki-ire o kashite kudasai.(Please lend me a pump.)
→ ロードサイドのサイクリストや、コンビニ・カフェなどで頼む時にも使えます。

自転車屋はどこですか?

Jitensha-ya wa doko desu ka?(Where is a bike shop?)
→ 最寄りの自転車店を探す時に有効。

日本の道路の路面はとてもスムーズですが、タイヤがパンクすることもあります。

2. メカトラブル編

チェーンやギアの故障

チェーンが外れました。

Chēn ga hazuremashita.(The chain came off.)

ブレーキが効きません。

Burēki ga kikimasen.(The brakes are not working.)

修理をお願いできますか?

Shūri o onegai dekimasu ka?(Could you repair it?)

3. 道に迷った時

日本の地方では英語の案内が少ない場所もあります。地図アプリを見せながら聞くのが効果的です。

スマホの地図アプリや、サイクリングコンピューターがあると安心です

ここへ行きたいです。

Koko e ikitai desu.(I want to go here.)

この道で合っていますか?

Kono michi de atteimasu ka?(Is this the right way?)

駅はどこですか?

Eki wa doko desu ka?(Where is the train station?)

4. 文化的な注意点

丁寧な言い方が好印象

日本では、助けを求める時でも「お願いします」「ください」といった丁寧語を使うことで、相手がより協力的になります。語尾を柔らかくするだけで、印象は大きく変わります。

ジェスチャー+地図アプリ

言葉が通じない時は、Google Mapsや紙地図を指差しながら説明しましょう。特に地方では、地名を漢字で見せる方が理解されやすいです。

5. 便利な補助ツール

翻訳アプリ:Google翻訳はオフラインモードを事前にダウンロードしておくと便利。

筆談用メモ帳:紙とペンは、充電切れや電波不良時の最終手段になります。

緊急連絡カード:滞在先住所、緊急連絡先、日本語での病状メモを記入したカードを携帯すると安心です。

6. まとめ

日本でのサイクリングは安全で快適ですが、言語の壁は想定外のストレスになることがあります。今回紹介したフレーズは、ほんの一例ですが、知っているだけで安心感は大きく変わります。

快適に日本をサイクリングするために、万が一のトラブルに備えて、自転車のメンテナンスやルート確認だけでなく、「日本語で助けを求める準備」もぜひ加えてみてください。そうすれば、いざという時も落ち着いて対応でき、旅をより安全に楽しむことができます。

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